
今日も雪が降った。
この冬の寒さは身に沁みます。
一昨日の夜、寝る前に母に施術をしていたとき。母の部屋の本棚をいつもながらぼんやり眺めていた。
その中で目に止まったのは
竹内敏晴さんの
「 ことばが劈(ひら)かれるとき」
1975年、今から50年前に竹内さんが50歳のとき初版された本。
竹内敏晴さんは演劇やこえやからだのレッスンを長く研究された方。
一冊わたしも竹内さんの本が本棚にあるがちゃんと読んだ記憶がない。

今回は手にとって見たくなり、
開いてみるとまさに珠玉のことばが並んでいる。
わたしが好きな野口体操の野口三千三さんとの交流やからだとの出会い方について触れられている。
一人一人の人間の可能性がからだやこえを通してどう開かれていくか?
自分という固定された観念・概念を解放して、本来の自然な全体性としての
自分=からだにどのように出会っていくのか?
長年に渡る生き生きとした研究の実践が伝わってくる。
何十年たっても色褪せず、
逆に今のわたしにはぐんぐん入ってくる。
奥深すぎて理解まではいかないけど、
はじめて読んだこの本との間に何か共鳴するものを感じる。
そして、母がそういうことを学んでいた不思議。からだのことにあまり関心がないような母が若いときこの世界に出会っていたとは。。
熱心にメモまで書いて。
巡り巡って今わたしがこの本にふれている
こと、母との繋がりを思いがけず感じられたこと。いろいろと不思議な縁に思いを馳せています。
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#からだとこえのレッスン
#話しかけのレッスン
#治癒としてのレッスン
#からだそだて
#自分と他者がふれること
